地域研究入門 /Introduction to Area Studies

学際的な学びへ向けて

授業の目的・到達目標

(1)地域研究の歴史と主要な研究成果、理論を学び地域研究の基礎を習得する。
(2)地域社会における家族や民族文化、宗教、政治形態について事例を通し理解する。
(3)グローバル社会における新たな社会形態や経済の動きについて学び、地域の文化や、政治的、経済的役割について理解を深める。

授業の概要

本講義では、地域研究の歴史と理論を学習し、関心テーマについて考えを発展させ、アプローチするための方法論を習得することで、異なる地域の現状について新たな視点を通して分析する能力を鍛える。
地域研究は、従来分野別、地域別の枠組みによって個別に理解・分析されてきたが、近代に入って新たに学際的、多分野横断型のアプローチが重視されるうになった。対象となる地域やテーマについて、政治学、社会学、文化人類学、あるいは精神学や保健医療、建築学や都市学といった多様な研究分野の視点や技法を活用することで全体像を把握しより理解を深めようという動きである。また、グローバル化の進行にともなって「地域」そのものも切り離され孤立した単位ではなく、異なる地域間が多様な繋がりを持つことで発展してきたという認識が広まった。移民や多文化社会など、多地域横断型の事例を取り扱う研究も増えている。国境を越えた地域間の交流がますます盛んになったことに加え、多様な文化背景を持つ人やモノが行きかい繋がりあうことによって、現代社会におけるローカルな地域や社会は常に外の世界との関連性の中で発展・変容している。
本講義では、こうした視座に基づき現代社会における異なる「地域」やその関連性に焦点を当て、それぞれの歴史や特色について学びつつ、多地域/他分横断型のアプローチの技法や方法論を学ぶ。具体事例としてヨーロッパやイスラーム圏、アジア・アフリカ、日本における事例など異なる地域について、ゲスト講師を招きながらそれぞれの文化圏や社会の特色に加え、地域研究の技法やアプローチ方法の多様性について理解を深め、実践する。

授業スケジュール

月・水 3限

① 第1週 10/3 (月) 全体ガイダンス
② 第1週 10/5 (水) 地域研究の歴史、考え方(民族誌・フィールド研究/質的・量的調査の事例) 
③ 第2週 10/10 (月) イスラーム圏における地域研究
④ 第2週 10/12 (水) ゲスト講師・ワークショップ 
⑤ 第3週 10/17 (月) ラテンアメリカ・クレオール文化と地域
⑥ 第3週 10/19 (水) ゲスト講師・ワークショップ
⑦ 第4週 10/24 (月) 欧米における地域研究の編成
⑧ 第4週 10/26 (水) ゲスト講師・ワークショップ
⑨ 第5週 10/31 (月) アフリカ地域研究の歴史と現在
⑩ 第5週 11/2 (水)  ゲスト講師・ワークショップ
⑪ 第6週 11/7 (月) 日本における地域研究の編成
⑫ 第6週 11/9 (水) ゲスト講師・ワークショップ
⑬ 第7週 11/14(月) グローバル化と開かれた地域社会へ
⑭ 第7週 11/16(水) 学生の成果発表
⑮ 第8週 11/21(水) 学生の成果発表・総括
(授業内容やスケジュールは学生の理解度や時事・場合によってはゲスト講師の都合等により変更される場合がある)

授業スケジュール・ゲスト講師一覧(PDF)

参考文献

(各講義ごとに参考文献を指示する)

全体

同志社大学グローバル地域文化学部 「地域研究への扉―グローバルな視点から考える」 晃洋書房, 2013年.

イスラーム圏

ラテンアメリカ

欧米

アフリカ

松本尚之、佐川徹、石田慎一郎、大石高典、松本栄莉(編)『アフリカで学ぶ文化人類学・民族誌がひらく世界』昭和堂、2019年

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