以下のように公開ワークショップを開催いたします。 どなたでも参加できますので関心がありましたら、ぜひ参加ください。対面、オンライン共に参加登録が必要です。(参加無料) 公開ワークショップ 京都精華大学 萌芽的研究助成 アジア・アフリカ比較共同研究「現代社会の生活空間における宗教性」 (最終勉強会) 2月12日 14:00 – 16:30 形式 対面・オンライン(ハイブリッド開催) 対面・要参加申し込み 登録フォーム https://forms.gle/D98J3excVJ1VfRz2A オンライン参加 以下のURLからZOOM会議参加登録 登録リンク https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZYkcO-vqz8iHt3GDqUhlnPw_Zb_QbPau8et 研究会趣旨 従来の「宗教」というくくりでは捕らえきれないモラル、精神性あるいはライフスタイルとしての宗教性は、現代社会においてどのように個人、集団の生き方を形成してきたのか?様々なレベルで人の生活に関わる宗教性は、社会空間や政治空間にどのように関わっているのか?アフリカ、アジアの異なる社会において比較研究を行うことで、現代空間に偏在する宗教性について考察すると同時にその文化的価値について再評価を試みる。 プログラム e7acace4b880e59b9ee58b89e5bcb7e4bc9a_rymaaTélécharger 14:00 – はじめに(研究活動報告) 14:10 発表 「現代生活空間における宗教性の一理解―スピリチュアリティを鍵概念として−」 樫尾直樹 (慶應義塾大学) 14:50 「日常的宗教性から政治実践までの「間」−セネガルの事例から中間実践としての宗教活動を見直す−」阿毛香絵 (京都精華大学) 15:30 「包含的ヒンドゥー・ナショナリズムとそれが生み出すネットワークーネパールの事例から」丹羽充(共愛学園前橋国際大学) 16:00 ディスカッション・質疑応答 16:20 総括 アフリカ・アジアにおける宗教性と社会・政治空間 16:30 終了
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【社会運動論】みずいろ意見箱「話そう、セカイと」
京都精華大学で担当させていただいている講義の中に「社会運動論」という授業があります。日本や世界の様々な社会で問題になっていることは何か、またそれに対して社会をより良い方向に変えるためにどのような運動がおこってきたのかについて学び、また自分たちは今何ができるのかについて考える講義です。 テーマ別講義形式を中心に考えていましたが、今年度は7人と少人数のクラスになったので、授業の後半に予定していたグループワークを中心に授業を進めることにしました。 ジェンダー、人種差別、性的マイノリティー、障害や環境問題、教育格差など、身近なところにもたくさんの格差や社会問題、それに対する運動があることを認識するところから授業がはじまりました。日本にはどのような社会運動があったのかについて学ぶなかで、2012年に起こった反核デモと市民運動についてのドキュメンタリー「首相官邸の前で」(小熊, 2017)を見たとき、日本で近年20万人規模のデモが起こっていたことを知らなかった、という驚きとともに学生たちから自然に声があがりました。 「自分たちも社会運動をしてみたい」 学生たちの声を受けて、授業の一環としてグループワークの時間を使って学内で活動を行うことになり、まずは自分自身が何を身近な問題と感じているか、何を知ってもらいたいかについて話し合うことでアクションリサーチのテーマを設定しました。 7人の学生たちの中に日本以外にルーツのある学生が複数おり、留学生や海外にルーツのある学生たちが大学生活のなかで何を感じているかをより可視化したい、困ったことや助けを必要とすることが何かを知りたい/知ってもらいたい、という意見が多く、運動の方向性が決まりました。 活動の立案と計画について、グローバルスタディーズ学科のブログに詳しく様子を書いています↓ 授業の様子⑰:グローバルスタディーズ学科 https://note.com/gs_weekly/n/ne2c4a28e863d 「素人の一揆」というネーミング もともと「留学生として生活するなかで、大学の対応などにもやもやする!」「なんとかしてほしい」という意見から発足したこのアクション。「他にも困っている留学生がいるかもしれない」「留学生として、もしくはその周りの人として大学の対応に嫌な思いをしたことがある人がいるのでは?」という履修生たちから出た意見からアクションが生まれたので、大学側に対して少し批判的な傾向にありました。当初は立て看板を使いたい、学内スピーチ、などの意見もあり、大学の施設管理の担当者さんとも何度か活動の方向性について相談しましたがあくまでも「授業の一環」ということで、「意見を聞く」「アンケート調査をする」「インタビューする」などリサーチの要素をいれつつ、学内の意見収集という方向で活動することで、より大学の先生や教職員の理解と協力も得られるのでは、ということで調整していきました。 社会運動によっては明確な「敵」を設定することで盛り上がり、活動が可視化されることで変化に繋がる場合ももちろんあります。ただ今回は、同じ大学を作っていくコミュニティとして、当事者の学生たちだけでなく、教職員にも参加してもらうこと、また周知してもらうことが大事だろうという思いで進めました。 今週がアクションウィーク! 上で書いたとおり、実際活動をやってみると思ったより簡単なこと、また難しいことも多々あり。それぞれの学生が自分の得意分野や、やりたいことを中心に進めることで、「みずいろ意見箱」ウィークが実現しました。 ↑学生たちが手作りした「みずいろ意見箱」 「みずいろボード」に自分のもやもやや悲しい、怒り、(それ以外にこにこなども)貼ってもらう、というアイデアもどういった方法が一番アウトプットしやすいか、精華の学生たちが参加しやすいか、などを考えて何度か調整した結果、形が決まりました。 意見箱を置く台や、ボードへ印刷する原稿、ちらし、三脚の用意など、実際に形にしていくためには、具体的にやることが意外に多いな、という印象もあったかもしれません。それぞれの担当、そしてみんなで協力しあって形になりました。 意見箱を設置してもらう場所は、皆が良く利用するコンビニや食堂のある建物の入り口に。前回の授業では、授業内の時間が丁度お昼すぎの時間で学食付近に人が多い時間だったので、履修生たちが学食や校内に散らばり、意見箱への投稿用紙を配って声掛けを行いました。 ほとんどの学生が快く足を止め、活動について聞き、また投稿してくれていました。 どんな意見があった? みんなから集約した意見については、また改めて報告書を作る予定ですが、当初思い描いていた「国際」や「留学生」についての意見にかぎらず、学生生活の身近なもやもやや、施設などについて、人間関係について、自分のアイデンティティについて…など色々な意見が投稿されていたようです。現在のところ既に50ほどの投稿が、紙やシール、グーグルフォームを通じて集まっています。 https://www.instagram.com/stories/highlights/17921254583650720/ 今週中はずっと意見箱が設置されているので、まだまだ意見は集まりそうで楽しみです。 セイカの国際や留学生について考える、という当初の活動の趣旨は少しぼやけてしまいましたが、活動のメッセージ、「みずいろ」のイメージを通じて「留学生」に限らずみんなのいろいろな意見を聞きたい、という方向に受け取られ、自然に流れていったのは面白い結果だと思います。 意見をお待ちしています! 今週は大雪の影響で活動予定日だった水曜日が休講になってしまったので、設置を少し延長して、来週の月曜日まで「みずいろ意見箱」を設置している予定です。 ↑履修生のみんなと 学食前、ぜひ意見投稿をおまちしています!
【講演会】鈴木涼美さんと『女性と自由』!2022年度自由論特別講演会
「女性と自由」 昨年度大変反響が多かった自由論の特別講義、今年もゲストの鈴木鈴美さん、コメンテーターのウスビ・サコ先生と阿毛でお送りします。今年度の芥川賞候補に選ばれた「ギフテッド」の著者の涼美先生と自由な議論をする機会、一般公開講座ですのでぜひご参加ください。 ゲスト 鈴木 涼美(すずき・すずみ)/作家日時 11月25日(金)18:30-20:00形式 オンライン・ウェビナー / 対峰館401(T401) さまざまな男女平等を唱える近代の運動を経て、近年女性に関する言論はまた新たに大きく揺れ動いています。世界的な運動に発展したme too運動、企業や公的機関におけるジェンダー平等化の取り組み、そして多様な性の自由を認めるSDGsの促進。…1990年代以降私たちのジェンダー観は大きく変化しています。いま、リアルな女性は何を求め、どんな生き方を望むのか。女性にとって自由とは何か。世代の違う女性たちの生き方や考えかたの変化についても考えてみたいと思います。 今回は現代女性の日常や夜の街を舞台にたくさんの著作を発表しているライターの鈴木涼美さんに、新しいアングルから女性と自由について語っていただきます。学内外問わずどなたでも参加できます。ふるってご参加ください。 オンライン参加方法の案内こちらのURLから事前に「登録」をしてください。登録したメールアドレスに、参加のための正式な案内が届きます。https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_BIellDUiQN2jYc3dGiDOSQ
【公開勉強会】アフリカ・アジアの宗教性と現代社会空間 梅屋潔(神戸大学)山下博司(東北大学)
プログラム↓ resm2022e7a78be38397e383ade382b0e383a9e383a0Télécharger アジア・アフリカ比較共同研究「現代社会の生活空間における宗教性(ReSM)」では、従来の「宗教」というくくりでは捕らえきれないモラル、精神性あるいはライフスタイルとしての宗教性が、現代社会において新たな形で個人、集団の生き方を形成しているという認識に基づき、これを「空間」という軸からとらえ、理解する試みをしていきます。本研究は2020年度より萌芽的研究助成を得て、京都精華大学 アフリカ・アジア現代文化研究センターの基幹研究のプログラムとして実施されています。 今回はアフリカの呪術や宗教と社会がご専門の梅屋先生(神戸大学)、アジア研究で数々の著書を出版なさっている山下先生(東北大学)の二人にお話しいただきます。アットホームな勉強会ですが、どなたでもZOOM視聴できるように開催しますので、お時間がありましたらぜひ参加ください(要登録)。なお、今回の勉強会は日本語のみで行います。 日時:2022年10月13日(木) 9:00-10:30 講師:梅屋潔(神戸大学)「蜘蛛の巣モデル―宗教的説明の開放性と閉鎖性―」山下博司(東北大学)「移民集団と民族宗教の変質―マレーシアの事例から―」 オンライン開催 参加 URL:https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZYqdumvqDMpHNbb19KgHhRddEh2THW80v8j ■講師プロフィール■梅屋潔神戸大学大学院国際文化学研究科教授専門は、アフリカや日本の民俗宗教。マケレレ大学社会科学部客員研究員、ウガンダ国基礎的社会調査研究所研究フェロー及び国際協力事業団専門家(1999年)などを務め、2016年から神戸大学大学院国際文化学研究科教授。2019年からケープタウン大学人文学部客員教授。代表的な著書に『福音を説くウィッチ―ウガンダ・パドラにおける「災因論」の民族誌』風響社2018年、『The Gospel Sounds Like the Witch's Spell: Dealing With Misfortune Among the Jopadhola of Eastern Uganda』Bamenda: LangaaRPCIG2022年など。その他多数共著を出版。 山下博司東北大学大学院国際文化研究科名誉教授。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。マドラス大学ラーダークリシュナン哲学高等研究所博士課程修了。専攻はインド文化史・思想史、移民研究、インド映画研究、南アジア地域研究。南アジア以外に、東南アジア、中東、北米、ヨーロッパ等で宗教調査や移民研究に従事。名古屋大学大学院国際開発研究科助教授などを経て、現在東北大学大学院国際文化研究科名誉教授。国際ドラヴィダ言語学研究所、国立シンガポール大学社会学科、タイ国立芸術学院で客員研究員を務めた。代表的な著書に『インド人の「力」』講談社2016年、『古代インドの思想: 自然・文明・宗教』筑摩書房2014年、『ヨーガの思想』講談社2009年、『アジアのハリウッドーグローバリゼーションとインド映画』2010年、『ヒンドゥー教インドという謎』講談社2004年等。ReSMプログラム・ブログ (更新情報や過去イベント履歴など) ご質問・お問い合わせ:阿毛kaeamo@kyoto-seika.ac.jp
京都精華大学「自由論」公開講座 鈴木涼美「女性と自由」11月12日(金)19:00-20:30
京都精華大学では、全学部1年生の必修科目として「自由論」を設置し、学長ウスビ・サコ自ら「自由とは何か」をテーマに講義を行っています。学内外から多様なゲストを招いて、「ダイバーシティと自由」「表現と自由の問題」「漫画や風刺と自由」など様々な切り口から自由について考察し、学生一人ひとりが、自分の生き方や社会を変えていく力を身につけることをめざしています。 「自由論」の特別回として一般公開の講演会(ウェビナー・ハイブリッド)を2回開催します。 一回目は現代女性のリアルや、夜の街を舞台にしたエッセイ、男女観からみた日本社会などたくさんの著作を発表しているライターの鈴木涼美さんに、新しいアングルから女性と自由について語っていただきます。学内外問わずどなたでも参加できます。ふるってご参加ください。 近代の男女平等を唱える運動を経て、女性に関する言論はまた近年新たに揺れ動いています。世界的な運動に発展したme too運動、企業や公的機関におけるジェンダー平等化の取り組み、そして多様な性の自由を認めるSDGsの推進。…1990年代以降私たちのジェンダー観は大きく変化しています。 いま、リアルな女性は何を求め、どんな生き方を望むのか。女性にとって自由とは何か。世代の違う女性たちの生き方や考えかたの変化についても考えてみたいと思います。 講演会ポスター suzukisuzumi12112021-1ダウンロード 講演者 鈴木鈴美 司会 ウスビ・サコ 阿毛 香絵 日時 2021年11月12日(金)19時~20時30分 オンライン開催(一部対面・ハイブリッド) オンライン登録 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_IA76Ne3DRRe-XuOQbh9Dww 対面参加申し込み(定員30人) https://forms.gle/YKctvGswLUnvTCveA 教室:流渓館R-201 問い合わせkaeamo@kyoto-seika.ac.jp 講演者プロフィール 鈴木涼美 1983年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学在学中にAVデビュー。東京大学大学院修士課程修了後、日本経済新聞社に5年半勤務した。著書に『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)、映画化もした『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎文庫)、『おじさんメモリアル』(扶桑社)『オンナの値段』(講談社)『女がそんなことで喜ぶと思うなよ』(集英社)、『可愛くってずるくっていじわるな妹になりたい』(東京ニュース通信社)、『すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない』(マガジンハウス)、『非・絶滅男女図鑑』(集英社)がある。 https://bunshun.jp/articles/-/30064https://bunshun.jp/articles/-/38542https://chuokoron.jp/series/series_117415.html週間ゲンダイ https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86535AM https://am-our.com/special/493/14500/朝日 https://danro.bar/post-13211657/